診療時間 (月~金) 午前9:30~12:30、午後2:00~6:00
休診日 土・日・祝祭日
初診の受け付けは8歳(小学2年生)までです。再診は18~20歳を目途に成人の精神科を紹介します。
言葉の発達に関する心配はもちろん、なかなか寝ない・音に過敏・離乳食が進まない・かんしゃくが強いなど、乳幼児健診などでの相談でも解決しにくい子育ての“難しさ”に対処いたします。専門医と言語聴覚士・作業療法士・心理士などによる多職種の連携によって、お子さん一人一人に寄り添った医療的サポートを行ってまいります。
言葉、運動、情緒、行動、社会性などの発達が気になるお子さんに対して言語聴覚士、作業療法士、心理士が発達や心の状態を各種検査などを用いて調べます。その上で必要に応じて個別の言語療法、作業療法、心理療法、グループ療法などを行います。個別の言語療法、作業療法は原則未就学のお子さんまでが対象です。グループ療法は小学生のお子さんを対象にした社会性を育むことを目的にしたグループと作業療法を目的としたグループがあります(グループ療法は新型コロナウィルス感染症対策の一環として今年度、来年度は中止しています。)。言語聴覚士、作業療法士、心理士それぞれの職種が専門性を持ってお子さんの発達や心に寄り添いながらサポートを行ってまいります。
昭和55年に札幌医科大学医学部を卒業し、同大学附属病院で小児科を2年間研修した後、東海大学医学部附属病院で3年間精神科の研修を受けた。さらに、昭和62年からBritish Council Fellowshipを受け、2年間ロンドン大学附属精神医学研究所にて児童精神医学の専門卒後研修(Diploma of Child and Adolescent Psychiatry)を受けた。
その後、重症心身障害者施設札幌あゆみの園、北海道立肢体不自由児総合療育センター精神科、社会福祉法人楡の会こどもクリニックで障害児医療に専門的に携わり、平成11年に医療法人社団北海道こども心療内科氏家医院を開設した。さらに、平成29年5月に医療法人トルチュ氏家記念こどもクリニックを併設し現在に至る。
専攻は児童青年期精神医学で、特に発達障害と心身症の診療が専門。
主な著書と論文は、自閉症早期療育の基本:児童精神医学の観点から.小児の精神と神経(2000)、発達障害―特に自閉症に伴う行動障害―:発達障害研究(2002)、児童期のひきこもり:北海道児童青年精神保健学会誌(2002)、必携児童精神医学-はじめて学ぶ子どものこころの診療ハンドブック(翻訳)(岩崎学術出版、2010)(Goodman R. and Scott S.: Child Psychiatry 2nd Edition. 2005)、子どものうつハンドブック(共著)診断と治療者(2007)、子どもの心の診療医になるために(共著)南山堂(2009)、東日本大震災の被災地における子どもの心のケア-気仙沼地区での北海道子どもの心のケアチームの活動(共著)-日本児童青年精神医学とその近接領域(2012)、哺育障害乳児の治療経験から自閉症の成り立ちを考える.臨床心理学(2013)自閉症ハイリスク乳児に関する臨床研究.乳幼児医学心理学研究(2014)、新版児童青年精神医学(監訳)(明石書店、2015)(Rutter's textbook of child and adolescent Psychiatry 5th edition. 2008)など。
役職・公職は日本小児科学会会員、日本小児科医会会員、日本児童青年精神医学会会員、日本小児精神神経学会評議員(認定医)、日本ADHD学会理事など。
趣味は釣り(FF、磯釣り)、マラソン、囲碁、読書、ゴルフなど。